2024.04.03
労働は。
人を幸せにする行いだろうか。
人を救う行いだろうか。
当然、幸せになる人がいる。
救われる人がいる。
けれどその一方で。
労働に泣かされる人がいる。
心を、命を、奪われる人がいる。
私も、曲がりなりに働いていた事がある。
一つの会社に、長くは居られなかったが。
大体が、疲弊して終わる。
やりたい事も、明るい気持ちもなく。
今でも憎い奴等がいる。
当時の私の憎しみは、凄まじかった。
自らの身を滅ぼしかねない程に。
一度、本当に元職場に車で突っ込んでやろうかと思った事すらある。
結局、実行出来ないまま、そこは潰れたが。
今は、もうどうでもいい。
どっかで死んでればいいとは思う。
けれど、所詮関係のない赤の他人なのだ。
そんなバカ共の為に、いつまでも自分の人生を無駄にするなんて。
そいつらに負けているのも同然じゃないか?
時が経てば、怨念は少しずつ薄まる。
ずっとずっと恨み続ける方が難しいのだ。
それを消す為にも、幸せを探した方が有意義だ。
私は、もっと自分を大事にしてみてもいいのかもしれない。
どちらが幸せなのだろうか。
働かずに、誰かに養われながら、どこか肩身の狭い思いをしながら生きていく事と。
誰にも養われず、1人で寂しく生きていく事と。
…どうも私の選択肢は、何処か憂鬱めいてしまう。
そのどちらにも当てはまらない人生、生き方もあるだろうに。
自立して、生きていく。
私に出来ない、辛く、難しい事。
頑張ってみても、社会でしっかり働いていく事が出来なかった。
人と上手に渡り合う事が出来なかった。
そんな私が生きる術なんて。
もう、あの人の所に行くしかなかったのに。
こんな私でも、拾ってくれたのに。
今はもう、戻れない。
遠いような、昨日のような、悲しみだけが残る。
日本は、働かせすぎだ。
みんなみんな、すり減っている。
そのしわ寄せが、歪みが、あちこちで起きている。
働く事で生じる心のトラブル、仕事や労働環境による自殺、少子化、セックスレス。
どれも背景には、絶対に「労働問題」が関わっていると思う。
働きすぎて疲れてたら、そりゃセックスに励む時間も元気も無くなるでしょうよ。
まぁ、それだけが理由とは、流石に言わないが。
私も、何度、社会が憎いと思ったか。
あの人が最後に拒んだのも、働きすぎて疲れていたから。
そう、思いたい。けど、もう自信はない。
単に嫌われただけかもしれないから。
答えなんて、分からないけどね…。
あの人が悪いわけじゃない。全部、会社と労働環境が悪いのだ。
…けれど、私は責めてしまった。
今となっては、取り戻せないけれど。
ずっと、一緒には居られなかった。何処かが、辛かった。
考える事も、綴る事も、止めたくなってきた。