2024.03.31
自分でも驚いた。
最後に浮かんだ気持ちが「ありがとう」と「ごめんね」だった事。
それまでは本当に憎くて、殺したいぐらいだったのに。
そんな気持ちは沸き上がらなかった。
沢山傷付けてごめん。
でも、感謝しています。
私が、私でも意図していなかった言葉。
自分の感情の筈なのに、自分でも予期していなかった。
涙は、自然と流れ落ちる。
感謝と、謝罪の気持ちと共に。
私は、しばらく泣いているかもしれない。
けれど、前を向く。前を向ける筈。
ダメな所しかない人なんていない。
楽しかった事。
嬉しかった事。
愛された事。
そのどれもが、私の中で生き続ける。
それは未練ではない。
支えてくれる、大事な思い出。
…今だって。もう一度会いたいと思ってしまっている。
勝手に涙が流れていく。
失う事は、辛い事だ。
けれど、仕方ないのだ。
悔やんでも、元には戻らない。
出来る事は、繰り返さないようにする事。
目の前の事、人を大事にする事。
私に、強く残る教訓となるだろう。
今でも、恋愛には拒否反応が出る。
道行くカップルを見れば、憎いし殺したいし目障りだ。
けれど、私に、人を好きになれる自信はない。
誰かに好きになってもらえる保証もない。
だから、今は考えない。
相手の幸せを願う事が。
私にも出来たとは。
ありがとう、あっくん。
