2024.04.01
なんだかようやく。
卒業出来たのかねぇ。
皮肉にも、桜が咲き誇る季節に。
やさしい爪あとを残して。
深く、深く学んだなぁ。
とはいえ、私は甘いから。
あの人から、もし何か言ってくる事があれば。
揺らぐのかもしれない。
でも多分、それはないと思う。
今までもそうだったから。
全部、私から言葉を掛けて。
あの人が「許す」みたいな形で。
確かに、私が悪い事も沢山あった。
私は未熟でわがままだった。
だが、私一人の問題ではなかった事もある。
自分だけで向き合うには、限界があった。
何故なら、相手の言動や行いが理由である時もあったから。
特に、最後のセックスレス。
私が求めて、拒否され続けたら。
辛すぎるし、そんなの一人でなんとかなるわけないじゃん。
だからこそ、疲れてるなら、ちゃんとそう言ってほしかった。
何処の世界に、疲れた相手の事を思い続けて、ずっとずっと我慢出来る奴がいるんだろう。
「あの人は疲れているから、休ませてあげなきゃ」
どんな貞淑な妻だ、全く。
どっかで浮気でもしてなきゃ、持つわけないだろう。
一度や二度、一週間とかならまだしも。
ずっと拒まれてみろ。絶対、辛くなるから。
それが所謂。セックスレスの問題なんだろう。
ただただ、話してくれればよかった。
どうしたらいいのか、一緒に考えてほしかった。
それを、あの人は「いいから寝るよ」だって。
それは、あんまりじゃないか…。
そんなの、2人で向き合わなきゃダメじゃん。
残念ながら、どんなに私が伝えても。
あの人がちゃんと向き合う事はなかった。
悲しかった。怒りがこみ上げた。
悲しみと怒りのままに、物を投げつけ。
「死んじゃえばいい」とまで言った。
あの人の中に、どうやらそれはかなり残ったらしい。
最後まで、根に持っていたようだった。
自分の行いを省みた事。
思えば、あの人にはほとんど無かった。
ずるい言い訳が「特性だから」「出来ないから」。
それを出す事が、まるで免罪符かのように。
勘違いするなよ。私は理解を示さないわけじゃない。
必死に考えて、受け止めようとした。
特性を理解しようと、色々調べ、学んでいた。
ただ、出来ないからといって、相手が苦しんでいいわけじゃない。
一生懸命伝えた私の考え、気持ち、感情。
頭がいい筈のあの人なら、理解出来ずとも、情報として「記憶」出来る筈なのに。
何度も、何度も、伝えてきた。
大切だったから。大切にしたかったから。
私の努力は、報われなかった。
…いや、次に繋げればいいのか。
我ながら強くなったものだ。
何度も泣き腫らし、どん底を見たからか。
母と姉にも話を聞いてもらって、支えてもらったお陰で。
どうにかこうにか、ここまで来られた。
流石に、そこからは学ぶ。
学ばなくてはならない。
もう、苦しみたくないなら。
前を、向かねばならない。
まだまだ傷は癒えそうにない。
当然だろう。掛けた年月、思いの分だけ。
回復するのに、必要だ。
5年なら5年、10年なら10年。
それでも癒えない傷もある。
ならば、傷と共に生きるしかない。
そのまま、受け入れていくしかない。
人間は、忘れる生き物だというが。
都合よく忘れられるものでもない。
意図せず、残るものもある。
悲しみは、今も生々しい。
すぐには向き合えない。
しばらくは、また恋愛だのカップルだの家族だのに拒否反応が出る。
それでもいいさ。いつか怨念が消えるなら。
今は全て、吐き出しておけばいい。